ASRockが独自の新しいメモリ規格「HUDIMM(Half Unbuffered DIMM)」を開発したことが明らかになった。これは通常のUDIMMが持つ2つの40ビットサブチャンネルのうち、片方のみを使用するという設計だ。名前の通り「半分のアンバッファードDIMM」という位置付けで、DDR5の普及価格帯への浸透を狙った取り組みとなっている。
HUDIMMの最大の特徴はコストの低さだが、当然ながらトレードオフも存在する。サブチャンネルが1つしかないため、同じメモリクロックで動作させても帯域幅は通常のDIMMの半分に留まる。メモリ容量(密度)も半分になるため、ハイエンドゲーミングや動画編集などの用途には向かない。
この規格が主なターゲットとしているのは、エントリークラスのPC自作ユーザーやビジネス向けデスクトップだ。オフィス作業や軽度なゲームプレイなど、極端なメモリ帯域幅を必要としない用途であれば、HUDIMMは十分な性能を発揮しつつ、導入コストを大幅に下げられる可能性がある。Ryzen 9000シリーズやCore Ultra 200シリーズと組み合わせた低価格構成での採用が期待される。
DDR5はDDR4と比較して長らく高価格が続いており、エントリー向け構成では依然としてコストの壁となっていた。ASRockがメモリベンダーや他のマザーボードメーカーと協力してこの規格を業界標準として押し上げられるかどうかが、今後の普及のカギを握る。独自規格にとどまるのか、それとも業界全体に広まるのか、動向が注目される。
出典:TechPowerUp
管理人コメント
サブチャンネルを半分にしてコスト削減とは、まさに「帯域を半分、財布へのダメージも半分」という発想!でもゲーミングPCに積んだら「俺のメモリ、片肺飛行やないかい」ってツッコみたくなりますね。エントリー向けとはいえ、ASRockの独自規格魂には毎度頭が下がります。
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