AMDが中国限定で展開していたRadeon RX 9070 GREを、6月1日に世界市場へ投入することが明らかになった。情報サイトVideocardz.comが報じた内容によると、希望小売価格は549ドルからとされており、ASUS・Sapphire・XFXの3社がボードパートナーとして名を連ねているという。リファレンスモデルは存在せず、すべてカスタム設計の製品となる。
RX 9070 GREのスペックは、Navi 48ベースのGPUをカットダウンした構成で、コンピュートユニット数は48基・ストリームプロセッサ数は3,072基となっている。VRAMはGDDR6の12GBで、メモリバスは192ビット幅、帯域幅は最大432 GB/sだ。ボード電力は220Wに抑えられており、上位モデルのRX 9070 XTと比べると消費電力面での優位性がある。
注目すべきは価格設定だ。549ドルというMSRPは、16GB VRAM・256ビットバスを搭載するRX 9070の発売時と同額である。しかしAMD自身の比較スライドでは現在RX 9070の価格が「619ドルから」と表記されており、通常版RX 9070の実売価格が上昇している状況も確認されている。PCPartPickerによれば、RX 9070は現在599ドル以上で販売されているとされる。
AMDが公表した内部ベンチマークでは、Ryzen 7 9800X3Dシステムを用いた1440p・ウルトラ設定の40以上のゲームテストにおいて、GeForce RTX 5060 Ti 16GBに対して平均22%の性能優位、RTX 5070に対しては2%の性能優位があるとされている。ただしこれらはAMD提供の数値であり、独立した第三者レビューによる検証が必要だ。レビュー解禁もグローバル発売と同日の6月1日が予定されているという。
RX 9070 GREの登場により、同価格帯の製品選択肢は広がる一方、VRAMが12GBと旧世代並みに留まる点や、メモリバス幅の狭さを懸念する声もある。DRAMの価格高騰が続く現状で、549ドルという設定が最終的な実売価格にどう影響するかは、正式なレビュー解禁後に明らかになるとみられる。
管理人コメント
12GB VRAMで549ドルか…16GBの兄弟モデルとほぼ同額という価格設定に「GRE(グレー)な気持ち」になるゲーマーも多いはず。AMDよ、これはゲーマーへの挑戦状か、それとも単なるDRAM値上げの煽りなのか。独立レビューが出るまでは財布のひもをきつく縛り続けるのが正解だ!
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