AMD、超低レイテンシメモリ規格「EXPO-ULL」をComputexで発表

AMDはComputex 2026において、新たなメモリOCプロファイル規格「EXPO Ultra Low Latency(EXPO-ULL)」を発表した。これはIntelのXMPや従来のEXPOと同様にSPDプロファイルを拡張する規格であり、DDR5-6000やDDR5-6400といったAMDプラットフォーム向けに広く普及しているメモリ速度に対して、極めてタイトなメモリタイミングを規定するものだ。

Ryzen 7000シリーズおよびRyzen 9000シリーズはIntelのDDR5プラットフォームと比較してメモリクロックの上限に制約があるが、メモリタイミングを大幅に詰める余地は十分に残されているとされている。これまでメモリベンダー各社は、DDR5-6000や6400のAMD EXPO対応製品を、その速度帯では一般的なタイミング設定のまま販売していた。EXPO-ULLの導入により、同一クロックでもより締まったタイミング設定のキットが提供されることになる。

AMDが実施したファーストパーティテストによると、EXPO-ULL対応メモリはJEDEC準拠の汎用メモリキットと比較して最大13%のFPS向上、平均でも4%のFPS改善が確認されているという。この数値は一般的なゲームユーザーにとって無視できない差であり、同一クロック帯でもタイミング次第で実性能が変わることを改めて示している。

EXPO-ULLプログラムに参加するメモリベンダーはG.Skill、Kingston、Klevv、Lexar、Team Group、V-Color、ADATA XPGの7社だ。AMDは具体的な発売時期を明示していないが、2026年を通じてこれら各社からEXPO-ULL対応メモリキットが順次登場するとみられる。Ryzen 9000シリーズ環境でゲーム性能を底上げしたいユーザーにとって、注目の規格となるだろう。

出典:AMD

管理人コメント

同じDDR5-6000でもタイミング次第で13%もFPSが変わるとは、メモリ選びも「速さより締まり」が大事ということか。ラーメンで言えばスープより麺のコシ重視派に朗報!Ryzen使いはEXPO-ULL対応キットが出たら要チェックだ。タイミングを詰めるのが好きなチューニング勢にはたまらない規格である。

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