サムスンストライキでDRAM最大4%減産、メモリ価格さらに高騰の懸念

サムスン電子の労働組合が2026年5月21日から6月7日にかけて18日間のゼネストを実施すると宣言した。組合側は年間営業利益の約15%相当をボーナスとして要求しており、これが受け入れられない場合は予定通りストに突入するとしている。参加者数は3万〜4万人規模(組合員全体の30〜40%)に達する見込みで、2024年7月のストを大幅に上回る規模となる。

TrendForceの分析によると、ストライキが実施された場合、DRAMの生産量は3〜4%、NANDは2〜3%それぞれ減少する見通し。さらに問題なのはストライキ終了後で、クリーンルームのリセットや製造装置の再調整、歩留まり回復などに2〜3週間を要するため、実質的な操業への影響は最大36日間に及ぶと指摘されている。損失額は総額2兆円超に上るとの試算も出ている。

自作PCやゲーミングPCユーザーへの直撃が特に懸念されるのがメモリ価格だ。DDR5の価格はすでに2025年比で2倍超の水準にあり、そこへ今回の供給不足が追い打ちをかける形となる。AI需要の急拡大により2026年通年でも12%の供給不足が見込まれる中、わずか数%の減産でも価格を大きく押し上げる可能性がある。為替が1ドル160円前後で推移する国内では、追加の値上がり圧力が特に重くのしかかる。

競合他社のSK HynixとMicronはこの状況を追い風に、DRAMやNANDの契約価格を引き上げやすい立場となっている。GoogleやAmazonなどの大手クラウド事業者もデータセンター向けサーバーDRAMの供給不足を懸念して動向を注視しており、サプライチェーン全体への影響は企業向けにとどまらず、コンシューマー向け製品にも波及する恐れがある。メモリ増設やSSD購入を検討している自作PCユーザーは、ストライキの行方を注意深く見極める必要がありそうだ。

出典:TrendForce

管理人コメント

ストライキが36日間分の影響とは…まさに「スト」レスMAXな状況ですね。DDR5はすでに爆上がり中なのに、さらに値上がりとなれば自作er的には財布のHPがゴリゴリ削られます。メモリを増設したいなら今すぐポチるか、ストが落ち着くまで耐えるか——まさに究極の二択を迫られた感じです。

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