8GB VRAMは時代遅れ?初搭載GPUから12年、現状を振り返る

8GBのVRAMを搭載した世界初のシングルGPUゲーミンググラフィックスカードが登場してから、今年で12年が経過した。そのカードとは、Sapphireが2014年に限定販売したRadeon R9 290X Vapor-X Tri-X OC 8GBである。当時のAMD製Hawaii GPUは標準で4GBのメモリを搭載していたが、Sapphireはそれを独断で倍増させるという大胆な一手に出た。

しかしこの製品は、発売当初から順風満帆ではなかった。AMDがメモリ増量を承認しなかったとされ、Sapphireは一度発表を取り消す事態となった。それでも最終的にはすでに製造された約250枚のみが、AMDの許可のもとOveclockers UKやCasekingなどの小売業者を通じて販売されたという経緯がある。

当時の4K解像度+高AA・AF設定というハードな環境でのテストでは、4GBモデルがVRAM不足によりパフォーマンスが著しく低下する一方、8GBモデルは安定した動作を維持したとComputerBaseは報告している。ただし通常プレイ環境では、VRAMよりもGPU自体の処理性能がボトルネックになるケースが多く、8GBの恩恵を実感できる場面は限られていた。

それから12年が経過した現在、8GBのVRAMはもはやエンスージアスト向けのスペックとは言えない状況だ。RTX 5060やRTX 5060 Ti 8GB、Radeon RX 9060 XT 8GBなど、現行世代のミドルレンジ帯GPUに依然として採用されている構成である。しかし近年のゲームはレイトレーシングや高解像度テクスチャ、アップスケーリング機能を有効にすると8GBを超えるVRAM消費を示すケースも増えており、ComputerBaseはSNSで「8GB、そろそろ引退してくれ」と訴えている。8GBがかつての「夢のスペック」から「限界ギリギリのライン」に変わった現実は、グラフィック技術の進化の速さを改めて示すものだ。

出典:VIDEOCARZ.com

管理人コメント

12年前に「こんなにVRAMいるの?」と言われた8GBが、今では「もう足りない」扱いになるとは……ゲームの重さ、インフレが止まらん。次世代では「16GBが最低ライン」とか言い出す未来、もう見えてますよ管理人には。財布の体力の方が先に引退しそうで怖い!

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