ソニーの「PlayStation 5(PS5)」の販売台数が大幅に落ち込んでいることが、最新の決算報告で明らかになった。2026年1〜3月期(2025会計年度第4四半期)の販売台数は約150万台にとどまり、前年同期の約280万台から46%以上の減少という厳しい結果となった。
PS5は2020年11月の発売当初、ディスクドライブ非搭載モデルが399ドル、搭載モデルが499ドルという価格設定だったが、その後複数回の値上げが実施され、現在は最上位モデルで649ドル程度にまで上昇している。通常、ゲーム機はライフサイクルの経過とともに値下げされるのが通例だが、PS5は逆行する異例の価格推移をたどっている。ソニーはこの値上げ理由として、世界的なメモリ不足や経済的圧力を挙げているという。
年間ベースで見ても減少傾向は明確だ。2025会計年度通年のPS5販売台数は1,650万台となり、前年の約1,850万台から約8.3%の減少となった。ソニーは2026会計年度のゲーム部門収益が6%減少すると予測しており、メモリ調達コストの動向次第ではさらに変動する可能性があるとしている。なお、ソニーはメモリを「合理的な価格で調達できる量」に基づいてPS5のハードウェア販売計画を立てると述べており、メモリ供給問題が経営の根幹に影響している状況だ。
累計販売台数は約9,370万台に達しており、世界的に見れば依然として成功したハードウェアであることは間違いない。ただし、同時期の前世代機であるPS4は約9,700万台に到達しており、現時点ではPS4のペースをやや下回る推移となっている。また、ゲームハードウェア市場全体の苦境は業界共通の課題であり、Xboxのハードウェア収益も同期間に33%減と報じられているなど、コンソール市場全体が厳しい局面を迎えているとみられる。
直近の価格改定は2026年4月に実施されたばかりであり、その影響が販売データに本格的に反映されるのはこれからとなる。ソニーが今後どのようなメモリ調達戦略や価格政策を打ち出すかが、PS5の今後の販売動向を左右する重要な焦点となりそうだ。
出典:The Verge
管理人コメント
発売から5年以上経って値段が上がり続けるゲーム機……逆にすごい。財布がスリム化する一方でPS5の価格はデラックスエディション化。「値段が上がるほど欲しくなる」ゲーマー心理を試されているのか、それとも単純に家計へのラスボス的な挑戦なのか。次の決算が怖すぎる。
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