企業向けSSD売上が前四半期比103.6%増 AI需要でNANDの企業向けシフト加速

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AIサーバー向けストレージ需要の拡大によって、企業向けSSD市場が急成長している。TrendForceによると、2026年第2四半期における企業向けSSD上位5社の合計売上高は375億9,000万ドルとなり、前四半期比で103.6%増加した。

成長を押し上げたのは出荷量の増加だけではない。AIサーバーを中心とした大容量SSD需要が強まり、企業向けSSDの契約価格も上昇したことで、売上高が四半期ベースでほぼ倍増した。

メーカー別ではSamsungが約143億5,000万ドルで首位となり、SK hynixグループが86億3,000万ドル超、Micronが約69億8,000万ドルで続いた。特にMicronは前四半期比126.3%増と上位5社で最大の伸びを記録している。

TrendForceは、第3四半期も生成AIエージェントの普及、クラウド事業者によるデータセンター増設、NVIDIA GBシリーズのAIサーバーラック出荷を背景に、企業向けSSD需要が高水準を維持すると予測している。

PCユーザーにとって重要なのは、NANDメーカーが収益性の高い企業向けSSDへ生産資源を振り向けている点だ。TrendForceの別の市場分析でも、企業向けSSD需要の増加と、DRAM・HBMを優先した設備投資によってNANDの供給余力が抑えられているとされている。

PCやスマートフォンの需要が弱ければ、本来は消費者向けSSD価格の下落要因になる。しかしNANDメーカーが高単価のAI・サーバー向け需要を優先する状況が続けば、消費者向け市場へ十分な供給が戻らず、SSD価格が下がりにくい状態が長引く可能性がある。

出典:TrendForce

管理人コメント

企業向けSSDの売上が四半期で倍増。AIサーバーがNANDを高値でどんどん吸っている構図が、そのまま数字になりました。メーカーから見れば高単価の企業向けを優先したくなるのは当然です。PC向けSSDは需要が弱くても、供給側がこちらへ戻ってこなければ簡単には安くなりません。

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