AnthropicがAIモデル「Claude Fable 5」を一般向けに正式リリースした。同社は以前からその高い能力が注目されていた「Mythos」クラスのモデルについて、一般利用に安全な形で提供可能な段階に達したと発表している。あわせて、制限なしの「Mythos 5」モデルも「Project Glasswing」プログラム参加者向けにサイバーセキュリティや生物学の専門的用途で公開された。
実用的な性能の一例として、決済サービス大手のStripeが5000万行規模のRubyコードベースの移行作業をFable 5を活用して1日で完了したとされており、手作業であれば2ヶ月を要する規模の仕事を大幅に圧縮したという。Anthropicはこの事例を根拠に、Fable 5およびMythos 5が「従来のClaudeモデルよりも長時間にわたって自律的に作業できる」と強調している。
ビジョン処理の分野でも、Fable 5はゲーム「ポケモン ファイアレッド」をビジョン入力のみで最後までクリアすることに成功したと報告されている。外部ツールを使っても従来モデルが苦戦していたタスクを単独でこなした点は注目に値する。Wharton Schoolのイーサン・モリック教授もFable 5を約9時間半にわたって稼働させ、「研究者が長年必要としていたが開発コストが見合わず存在しなかった」高度な分析ツールを生成することに成功したと報告している。
一方、悪意ある用途への流用を防ぐため、Anthropicはサイバーセキュリティ・生物学・化学・蒸留に関連するクエリをFable 5ではなく旧バージョンのClaude Opus 4.8へ自動的にリダイレクトする仕組みを導入している。このリダイレクトはやり取りの5%未満で発生し、ユーザーには必ず通知されるという。ただし、この制限が過剰に機能するケースも指摘されており、実際の運用における精度については今後の改善が期待される。
管理人コメント
2ヶ月の作業を1日に圧縮!?これもうAIに「じゃあ頼むわ」って言うだけで仕事が終わる時代…。ゲーマー的には「ポケモンもクリアできるAI」って聞いて、なぜか自分より強くて悔しい複雑な気持ちになるのは筆者だけじゃないはず。AIに抜かれるのはフレームレートだけで十分です!
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