RTX 5090を搭載したシステムで、12V-2×6電源ケーブルが溶融するという新たな報告がRedditに投稿された。今回のケースで注目すべき点は、ユーザーが定期的にコネクターを点検していたにもかかわらず、ケーブル端部が溶け、GPU電源ソケット内部が黒焦げになったという事実である。
このシステムはMSI GeForce RTX 5090 SUPRIMにCorsairのRM1000x電源ユニットと、Corsair純正のType 4対応12V-2×6ケーブルを組み合わせたものだ。ユーザーは3ヶ月ごとに16ピンコネクターを抜いて目視確認し、毎月のクリーニング時にはコネクターを押し込んで確実に接続されているか確認していたという。また、センサーパネルを用いてリアルタイムでテレメトリーデータを監視していたが、コネクター部分の直接的なデータは取得できなかったとされている。
ここで問題となるのがコネクターの「嵌合(かんごう)サイクル寿命」だ。Corsairは同タイプの端子の寿命を約30回の抜き挿しと定めており、SeasonicもCorsairと同様に12VHPWR/12V-2×6ケーブルの設計上限を30回としている。3ヶ月ごとの点検であれば、まだ余裕があるはずだが、それでも今回の事故は発生した。頻繁な抜き挿しは端子の摩耗や接触状態の変化を招く可能性があり、定期点検が必ずしも安全につながるわけではないことを示している。
嵌合(かんごう)=コネクタや部品同士がはまり合うこと
サイクル寿命=抜き差し・着脱を何回まで想定しているか
こうした問題を受け、業界では能動的な監視機能を備えた製品が登場しつつある。ASUSはROG Astralシリーズの一部カードにPower Detector+を搭載し、Cooler MasterはMWE Gold V4電源にGPU Shieldと呼ばれる12V-2×6監視機能を導入している。次世代のGPUが同じコンパクト電源コネクターを引き続き採用するのであれば、こうした監視機能はプレミアム仕様ではなく標準機能として組み込まれるべきだという声が高まっている。
管理人コメント
3ヶ月ごとに点検してもケーブルが溶けるとは……「定期健診したのに突然倒れた」みたいな話で笑えない。コネクターの嵌合寿命が30回というのも、逆に「触るな危険」では?次世代GPUでは監視機能が標準搭載されることを祈るばかりだ。財布より先にケーブルが燃え尽きるのはご勘弁を!
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