『The Witcher 4』は「よくあるUE5ゲーム」にならない CDPRとEpicがエンジン自体を共同改良

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CD Projekt REDは、開発中の『The Witcher 4』について、Unreal Engine 5をそのまま利用するのではなく、Epic Gamesと共同で大規模オープンワールド向けの技術改良を進めていることを明らかにした。REDengineからUE5へ移行しても、同社独自の映像表現やゲーム体験を維持する方針だ。

CD Projekt RED共同CEOのMichał Nowakowski氏によると、UE5への移行を検討した際には「他のUnreal Engine製ゲームと似た見た目にならないか」という懸念が社内にもあったという。研究開発を進めるなかでは、同社が求める機能に対してUE5が十分ではない部分もあり、それがEpic Gamesとのより深い共同開発につながった。

現在はCD Projekt REDとEpic Gamesがエンジンや開発ツールの改良を進めており、その成果の一部はUnreal Engine自体にも取り込まれている。つまり『The Witcher 4』専用のカスタマイズだけではなく、大規模なオープンワールドゲームをUE5で制作するための基盤技術にもつながる取り組みとなる。

その一端は、2025年に公開された『The Witcher 4』の技術デモでも示されている。通常のPlayStation 5上で60fps動作し、広大なフィールドを効率よく読み込むFastGeo Streaming、大量の植生を扱うNanite Foliage、新しいUnreal Animation Frameworkなどが披露された。ただし、このデモは実際のゲームプレイ映像ではなく、開発中の技術を紹介するためのものだ。

CD Projekt REDがUE5へ移行した背景には、複数の大型タイトルを並行開発する体制への変化もある。同社は『The Witcher 4』だけでなく、次期『Cyberpunk』や新規IP「Project Hadar」などを進めており、作品ごとに独自エンジンを開発・維持するより、共通プラットフォームを利用するメリットが大きくなっている。

一方で、UE5を採用したPCゲームではシェーダーコンパイルによるスタッターやCPU負荷などが問題になるケースもあり、エンジンの採用だけでPC版の品質が保証されるわけではない。CD Projekt REDとEpic Gamesが大規模オープンワールド向けにどこまでエンジン側を改善できるかは、『The Witcher 4』そのものだけでなく、今後のUE5採用タイトルにとっても重要になる。

『The Witcher 4』は2028年の発売を予定しており、現在は本格的な制作段階に入っている。最終的なPC版の必要スペックやパフォーマンスはまだ明らかになっていないが、UE5を単純に採用するのではなく、ゲーム側の要求に合わせてエンジンそのものへ手を入れている点は、PC版の最適化を見るうえでも注目したい部分だ。

出典:Videocardz.com

管理人コメント

「UE5を使います」で終わらず、「足りないならEpicと一緒に直します」まで行くのがCDPRらしいところ。UE5は強力ですが、PCではスタッターなど気になる部分もあります。技術デモの60fpsだけで安心はできませんが、大規模オープンワールド向けの改良がUE5本体へ還元されるなら、『Witcher 4』以外のPCゲームにも効いてくる話です。

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