Microsoftが2026年9月の月例セキュリティ更新を公開し、Windows 10/11などに関連する974件の脆弱性へ対処した。今回のPatch Tuesdayは修正件数が非常に多く、すでに攻撃へ利用されているゼロデイ脆弱性も2件含まれている。
BleepingComputerの集計をもとにPC Gamerが報じた内容によると、974件のうち438件は権限昇格、258件はリモートコード実行、19件はセキュリティ機能の回避に関する脆弱性となっている。単純な件数だけでなく、攻撃者がシステム権限を奪ったり、外部からコードを実行したりできる問題が多数含まれている点が重要だ。
特に注意が必要なのが、CVE-2026-85880とCVE-2026-81963の2件である。いずれも実際の攻撃で悪用されていることが確認されており、攻撃者が権限を昇格させるために利用されていたとされる。
Microsoftは2026年7月からAIを活用した脆弱性検出を強化している。同社は精度の高い検出結果だけをエンジニアリングチームへ送る方針としており、7月の月例更新でも622件の脆弱性を修正していた。
AIによるコード解析や脆弱性探索が普及したことで、これまで見つけるまでに時間がかかっていた問題を大量に発見できるようになっている。一方で、修正件数が増えていることはWindows自体の安全性が急激に悪化したことを意味するとは限らず、検出能力が上がった結果でもある。
それでも、悪用が確認されているゼロデイが含まれる今回の更新は、通常の月例更新より優先度が高い。特にインターネットへ常時接続するPCや、仕事とゲームを兼用しているPCでは、更新を長期間保留するメリットは小さい。
ゲーミングPCでは大型Windows更新後にドライバーやゲームとの互換性問題が起きる場合もあるため、配信直後の更新を避けるユーザーもいる。ただし今回はセキュリティ上の緊急性もあるため、既知の重大な不具合がないことを確認したうえで早めに適用する判断が現実的だ。
出典:PC Gamer
管理人コメント
974件。更新履歴というより電話帳です。ただ今回は件数の多さより、実際に悪用されているゼロデイが2件含まれる点を重く見たいところ。ゲーミングPCではWindows Update直後の不具合も怖いので何でも即適用とは言いませんが、今回は長期間の放置もおすすめしにくい。致命的な不具合報告を確認しつつ、早めの更新が無難です。








