MicrosoftがWindows 11の新しい復旧機能「Cloud Rebuild」のテストを開始した。Windowsが破損して正常に起動できない場合でも、Windows Recovery Environmentからインターネット経由で新しいWindowsイメージを取得し、OSを再インストールできる。
Cloud RebuildはWindows 11 Insider Beta Preview Build 26220.9343で提供されている。既存のWindowsインストールが正常に動作している必要がなく、別のPCでWindowsインストールUSBを作成する作業も不要になる。
利用する場合はWindows Recovery Environmentを起動し、「Troubleshoot」から「Recovery and uninstall」、「Cloud rebuild」を選択する。
ネットワークへ接続するとWindows Updateから対象となるWindowsイメージと必要なドライバーをダウンロードする。再インストール前にはWindowsのエディション、言語、ビルドを確認できる。
Windows Recovery Environment側のネットワーク機能も改善される。既存のWindows環境に保存されている利用可能なWi-Fi情報を再利用できるため、復旧画面から改めてWi-Fi設定を行う手間も減る。
ただし注意点は大きい。Cloud Rebuildを実行するとシステムドライブは完全に消去される。Cドライブ内のファイル、アカウント、アプリ、設定などは削除され、新規インストールに近い状態へ戻る。
そのため、Windowsが起動できる状態であれば事前のバックアップが重要になる。Cloud Rebuildはデータを保持したままWindowsだけを修復する機能ではなく、最終手段に近い復旧方法だ。
それでもOSが壊れた際に別のPCやインストールUSBを用意しなくても復旧できるのは大きな利点となる。現在はInsider向けのプレビュー機能だが、Microsoftは今後の一般提供を見込んでいる。
管理人コメント
Windowsが起動しないのに、Windowsを入れ直すUSBも別PCもない。地味に詰む場面なのでCloud Rebuildはかなり便利です。ただしCドライブは全消去。救助に来るけど家財道具も全部運び出すタイプです。普段から重要データを別ドライブやクラウドへ逃がしておく前提なら、PC初心者ほど助かる機能になりそうです。








