米ゲーム機販売台数39%減、平均価格は約8.6万円相当に メモリ高騰が市場を圧迫

このページには広告が含まれています

米国のゲーム機市場で価格上昇と販売減少が同時に進んでいる。2026年7月のゲーム機販売台数は前年同月比39%減少する一方、購入された本体の平均価格は542ドル(約8万6,000円)まで上昇した。

Circanaのデータによると、7月のゲーム機販売額は2億8,200万ドルで前年同月比29%減となり、7月としては2020年以来の低水準となった。平均販売価格は前年から16%上昇しており、同社アナリストのMat Piscatella氏は、RAMをはじめとする部品コスト上昇に伴うゲーム機の値上げが販売台数減少の背景にあると指摘している。

機種別ではPlayStation 5の販売台数が前年同月比6%減、Xbox Seriesが18%減、Nintendo Switch 2が51%減となった。Switch 2については前年の発売直後との比較になるため減少率をそのまま市場低迷と判断することはできないが、ゲーム機全体では価格上昇の影響が鮮明になっている。

Sonyは2026年4月に米国でPS5シリーズを100ドル値上げしており、標準モデルは599ドルとなった。MicrosoftもXboxシリーズで複数回の価格改定を実施している。メモリやストレージの調達コストが大幅に増えていることから、ゲーム機メーカーも価格を据え置きにくい状況だ。

同時に、米国のパッケージゲーム販売額は7月に8,500万ドルまで減少し、Circanaが1995年に集計を始めて以来、7月として最低水準となった。ゲーム機本体の値上がりとデジタル販売への移行が重なり、コンソール市場の構造そのものも変化している。

PCユーザーにとっても無関係な数字ではない。ゲーム機とゲーミングPCはDRAM、NAND、GPU関連部品など一部のサプライチェーンを共有しており、AI需要を背景としたメモリ高騰がゲーム機の販売価格にまで波及しているなら、PCだけの一時的な価格問題とは考えにくい。2026年後半もゲームハード全体で部品コストと販売価格の上昇が大きなテーマになりそうだ。

出典:Mat Piscatella on bluesky

管理人コメント

米国ではゲーム機の平均購入価格が542ドル、現在の為替なら約8.6万円相当まで上昇し、販売台数は前年同月比39%減。そりゃ買う側も止まります。しかも背景にはメモリや部品コストの上昇。PCだけ高くなっているわけではありません。ゲーム機まで同じ波をかぶるなら、2026年後半のゲーミング市場は「性能」より「価格」が主役になりそうです。

PCパーツの価格推移

🖥 GPU 価格推移
🖥 CPU 価格推移
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次