TSMCの次世代1.4nm級プロセス「A14」が、台湾でパイロット生産に入ったと現地メディアが報じている。報道によれば、試験的な生産は新竹サイエンスパークと中部サイエンスパークのFab 25で進められているという。ただし、TSMC自身はA14のパイロット生産開始を正式発表しておらず、量産開始については従来どおり2028年を公式目標としている。
A14は現在の最先端世代となるN2からさらに微細化を進めるプロセスで、TSMCは同じ消費電力なら10~15%の性能向上、同程度の性能なら25~30%の消費電力削減を見込んでいる。先端ノードでは設計完了から量産までに長い検証期間が必要となるため、パイロット生産が事実であれば、装置や製造条件、歩留まりを早い段階から詰める工程が始まったことになる。一方、過去には2027年4月ごろの試験生産開始を伝える別の報道もあり、どの工程を「パイロット生産」と呼ぶかを含めて情報には幅がある。
TSMCは公式にはA14の歩留まり開発が計画を上回って進んでいるとしており、その先のA13についても2029年の量産を見込んでいる。A14が使われる具体的なCPUやGPUはまだ明らかになっていないが、2028年量産という時間軸を考えれば、今後数世代先のPC向けプロセッサにも関係してくる技術だ。今回の報道だけで量産前倒しと判断することはできないものの、1.4nm世代の製造準備が具体的な段階へ入り始めている可能性は高まった。
出典:Wccftech
管理人コメント
2nm製品もまだ本格普及前なのに、工場側ではもう1.4nmの話です。ただし今回は台湾メディアの報道で、TSMCの公式量産予定は2028年のまま。ここを混ぜると未来が急に2年ほど近づきます。PCユーザーが今すぐ気にする話ではありませんが、次の次のCPUやGPUを支える土台は、かなり早い段階から動き始めています。








