Steam Frameは1,059ドルから Valve「もっと安くする予定だった」、メモリ高騰で価格引き上げ

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Valveが新型VRヘッドセット「Steam Frame」の価格を正式発表した。256GBモデルはコントローラー込みで1,059ドル、1TBモデルは1,299ドル。Valveは当初、これより低い価格での発売を想定していたものの、世界的なメモリ価格の上昇によって計画を変更したと説明している。

Steam Frameは、PCからゲーム映像を送るワイヤレスVRヘッドセットとしてだけでなく、本体内のSnapdragonプロセッサとSteamOSを使ってゲームを直接実行できるスタンドアロン機能も備える。そのため16GBのLPDDR5Xメモリを搭載しており、一般的なVRヘッドセットよりPCに近い構成となった。

ValveのハードウェアエンジニアJoy Lyons氏によると、開発当初は特定の価格を目標に設計を進めていたが、世界的なRAM不足によって想定価格を維持できなくなったという。ソフトウェアエンジニアのJeremy Selan氏も、前年に想定していた価格で出荷できなかったことへの残念さを語っている。

コストを下げるためにメモリ容量を削減する案も検討できたが、Valveは16GBを維持した。Steam Deckと同様に幅広いPCゲームを動かすことを重視しており、メモリを減らせば一部タイトルが最初から動作対象外になるためだ。結果として、本体の対応範囲を優先した代わりに価格面では不利な製品になった。

競合するMeta Quest 3が米国で600ドル前後で販売されていることを考えると、1,059ドルという開始価格はかなり高い。Steam FrameはSteamライブラリとの統合やPCゲームのワイヤレスストリーミング、本体単独でのゲーム実行を強みにするが、一般的なVRユーザーにとって価格差は無視しにくい。

Valveは発売時に抽選を伴う予約方式を採用し、256GBと1TBの2モデルを展開する。ヘッドストラップなどを含むErgonomic Accessories Kitは49ドルで、USB Type-C電源アダプターは別売りとなる。

Steam Frameの価格上昇は、現在のDRAM不足がPCやGPUだけにとどまらず、新しいゲームハードの製品設計にも直接影響している例といえる。高性能化のためにメモリを確保すれば価格が上がり、価格を抑えるために容量を削れば対応ゲームを狭める。その板挟みが、Valveの新型VR機でも表面化した。

出典:PC Gamer

管理人コメント

Steam Frame、面白そうなのに1,059ドルから。Valve自身が「もっと安く出したかった」と言うくらいなので、メモリ高騰の破壊力がよく分かります。16GBを削れば遊べるゲームが減るので判断自体は理解できますが、Quest 3との差はかなり大きい。日本で展開されるなら、まず価格を見てから正座するか逃げるか決めたいです。

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