Steam Deck 2、メモリ高騰でも開発方針は変わらず Valveは「明確な性能向上」を重視

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世界的なメモリ供給の逼迫がSteam FrameやSteam Machineの価格に影響するなか、Valveは次世代携帯ゲーム機「Steam Deck 2」の開発方針について、大きな変更はないとの考えを示した。ValveのPierre-Loup Griffais氏によると、同社が以前から掲げてきた「現行Steam Deckから明確な性能向上を実現できること」という基準は現在も維持されている。

Steam Deckは2022年の発売以降、OLEDモデルなどの改良版が投入されてきたが、Valveは単純な毎年更新を選んでいない。次世代機についても、CPUやGPUが少し高速になった程度では世代交代の理由として不十分とし、消費電力やバッテリー駆動時間とのバランスを保ったまま、ユーザーが明確に違いを感じられる性能向上を待つ姿勢を続けている。

現在、この判断を難しくしているのがメモリ市場だ。ValveはSteam Frameについて、当初より価格が高くなった理由としてRAMコストの上昇を挙げており、Steam Deckにも同じ部品市場の影響が及ぶ可能性はある。それでもGriffais氏は、メモリ危機によってSteam Deck後継機の設計目標そのものが変わったわけではないと説明している。

つまり、Valveが優先しているのは「値上がりする前に次世代機を急いで出すこと」ではなく、製品として十分な世代差を作れるタイミングだ。発売時期について具体的な発表はなく、現在のメモリ価格や次世代APUの状況を見ながら判断することになる。

この方針は、携帯ゲーミングPC市場の現在地とも関係する。競合機では新しいAPUを採用するたびに性能が伸びているものの、消費電力を抑えた状態での差はデスクトップほど大きくない。Steam Deckの価格帯やバッテリー駆動時間を維持したまま大幅な性能向上を狙うには、単純に最新チップへ置き換えるだけでは足りない。

メモリ不足が長期化すれば、最終的な価格や発売時期へ影響する可能性は残る。それでもValveが「明確な性能向上」という条件を崩していない以上、Steam Deck 2は現行機の小幅な高速版ではなく、世代交代を実感できるタイミングまで待つ製品になりそうだ。

出典:PC Gamer

管理人コメント

メモリ価格が大荒れでも、「少し速くなったからDeck 2です」としないValveの姿勢は好感が持てます。携帯機は性能だけ上げても電力とバッテリーで跳ね返ってくるので、明確な世代差を待つのは理にかなっています。問題は、その頃のメモリ価格。性能の準備が整ったら、今度は値札が暴れていました、だけは勘弁してほしいところです。

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