メモリ不足は2030年まで続く?SK HynixのCEOが衝撃発言

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SK HynixのCEOであるクァク・ノジュン氏が、現在進行中のメモリ不足について「2027年が業界史上最悪の年になる」と予測した。この発言はロイター通信との会見で明らかにされたもので、同社がナスダックに上場し265億ドルという外国企業最大のIPOを達成した当日のタイミングで飛び出した。さらに同氏は、メモリ不足の状況が2030年以降も続く可能性があると見ており、業界全体に対して暗い見通しを示している。

メモリ不足の主な要因は、AIデータセンター向けのHBM(高帯域幅メモリ)需要の急増だ。HBMはAIアクセラレーターに使用されており、一般的なDDR5と比べて製造・パッケージングプロセスが大幅に複雑で、ウェーハ消費量も多い。その結果、主要メモリメーカーはDDR5向けの生産ラインをHBMに振り向けざるを得ない状況が続いており、コンシューマー向けのDRAM供給がさらに圧迫されている。

この予測はSK Hynixだけの見解ではない。SKグループ会長のチェ・テウォン氏も今年3月にメモリ不足が2030年まで続くとの見方を示しており、サムスンも同様の見通しを持っている。また、MicronはDRAM需要に対応すべく長期供給契約(LTA)を複数締結しており、SK Hynixも同様に動いている。これらのLTAはDRAM供給を特定の企業に複数年にわたって確保する仕組みで、価格の上限・下限も定められる。

直近のデータでは、2026年第3四半期のDRAM契約価格が前四半期比で15〜18%上昇したとTrendForceが報告している。上昇幅としては大きいものの、以前と比べると伸び率はやや落ち着いており、市場が一定の安定に向かいつつあるとも読み取れる。ただし「安定」といっても高止まりした価格水準での安定であり、PC自作ユーザーにとってはメモリ増設や新規構築のコストが引き続き高い水準にとどまる可能性が高い。

AI向けHBMへの生産シフトでコンシューマー向けDRAMの供給が圧迫されており、ゲーミングPCに使われるDDR5メモリの価格も高止まりする可能性がある。供給不足が2030年まで続くとするなら、購入時期や搭載容量は今まで以上に慎重に判断する必要があるだろう。

出典:Reuters

管理人コメント

2027年が「メモリ不足最悪の年」って、ゲーマー的には聞きたくなかったランキング堂々の1位ですよ!「RAM足りない」「HBMが全部持ってった」「2030年までお待ちください」って、まるでゲームのサーバー障害対応かよ。積みゲーならぬ「積みメモリ」計画、今から立てておくしかなさそうだ。

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