Samsung・SK hynixのメモリ在庫が10日未満に AI需要で逼迫、2027年はHBM4でさらに悪化か

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Samsung ElectronicsとSK hynixのメモリ在庫が、第3四半期時点で10日分を下回る水準まで低下していると報じられている。AIデータセンター向け需要が生産能力を圧迫するなか、DDR5を含む一般向けメモリにも供給面の緊張が続く可能性がある。

Business KoreaがKB Securitiesの分析として伝えたところによると、両社のメモリ在庫は歴史的に低い水準にある。需要増に対して供給余力が小さいため、わずかな需要変動や生産トラブルでも価格へ影響しやすい状態になっているという。

背景にあるのがHBM需要の急拡大だ。HBMは複数のDRAMダイを積層して製造するため、AI向けHBMの生産を増やすほど一般的なDRAMへ割り当てられる生産能力が圧迫されやすい。SamsungとSK hynixは収益性の高いAI向け製品を優先しており、その影響がPCやスマートフォン向けメモリにも波及している。

KB Securitiesは、2026年のAIインフラ投資が前年比60%増の1兆3,000億ドル規模になる可能性を示している。そのうちメモリ関連が57%を占めるとの見方もあり、AIデータセンターが半導体需要を大きく押し上げる構図は続く見通しだ。

さらに2027年にはHBM4の本格展開が控えている。HBM4は従来世代より高度な構造を採用し、生産能力への負荷も大きくなるため、AI向け需要がさらに増えれば一般DRAMへ回る供給余力が一段と小さくなる可能性がある。

こうした需給逼迫は、DDR5だけでなくSSDやGPU価格にも間接的に影響する。GPUではGDDR7の価格上昇がすでに報告されており、PCパーツ全体でメモリ関連コストが無視できない割合を占め始めている。

もっとも、「在庫10日未満」という数字だけで直ちに店頭在庫がなくなるわけではない。メーカー在庫、流通在庫、小売在庫は別に存在し、地域ごとの供給事情も異なる。それでも生産側の余力が小さいことは、価格が短期間で大きく下がりにくい材料となる。

日本ではすでにDDR5やSSD、GPUの価格上昇がBTO構成にも波及している。2027年に向けてHBM4需要がさらに増えるのであれば、メモリ価格は一時的な高騰ではなく、長期的なPCコスト上昇要因として見ておく必要がある。

出典:Wccftech

管理人コメント

メーカー在庫が10日未満。数字だけでもかなり薄いですが、2027年にはさらに生産能力を食うHBM4が待っています。メモリ工場、休む暇がありません。日本のDDR5やSSDがすぐ品切れになる話ではないものの、価格が簡単に元へ戻らない理由としては強い材料。PCを買う側は「そのうち安くなる」前提を少し弱めて考えたほうがよさそうです。

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