AMDがSocket AM5向けの新CPU「Ryzen 5 7500」を準備しているとの情報が浮上した。ハードウェア情報で知られるRoland Quandt氏が公開した内容によると、6コア12スレッドのZen 4プロセッサで、最大5.0GHz、TDP 65Wという既存のRyzen 5 7500Fに非常に近い仕様になるという。
リークされた仕様はベースクロック3.7GHz、ブースト最大5.0GHz、合計38MBキャッシュ、TDP 65W。いずれもRyzen 5 7500Fとほぼ同一で、名称から「F」が外れる点が大きな違いとなる。
一般にAMDのデスクトップ向けRyzenでは「F」付きモデルで内蔵GPUが無効化されるため、Ryzen 5 7500ではグラフィックス機能が利用できる可能性が高い。ただし、今回のQuandt氏の投稿では内蔵GPUの具体的な仕様までは示されておらず、AMDによる正式発表も行われていない。
もう一つ気になるのが価格だ。リークでは約230ユーロとされ、9月6日時点の為替で単純換算すると約4万2,000円に相当する。ドイツ市場ではRyzen 5 7500Fが約105ユーロで販売されているため、事前情報どおりなら大きな価格差が生じる。
ただし、230ユーロがAMDの正式な希望小売価格なのか、初期流通価格なのかは明らかになっていない。販売地域やボックス版としてのクーラー付属など、7500Fとは異なる条件が含まれている可能性もあり、現段階で単純に「7500Fの2倍」と断定するのは早い。
日本市場ではRyzen 5 7500Fが低価格ゲーミングPCやBTOで使われる機会も多く、同等のCPU性能に内蔵GPUを追加したRyzen 5 7500が安価に登場すれば選択肢は広がる。一方、4万円前後の価格帯になればRyzen 5 7600や新しいRyzen 9000シリーズも比較対象に入るため、価格次第では立ち位置がかなり難しくなる。
発売時期や世界展開、日本での販売についても現時点では不明だ。低価格AM5向けの新しい選択肢となるのか、それとも特定市場向けのSKUになるのか、AMDの正式発表を待つ必要がある。
管理人コメント
6コア12スレッド、5.0GHz、65W。ここまでは7500Fそのものですが、230ユーロなら約4.2万円。急に立派な値札が付いてきました。iGPU付きが想定されていますが、価格まで含めてAMDの正式発表ではありません。日本でこの価格帯ならRyzen 5 7600や9000系も見えてくるので、現状は「安価なAM5 CPU」として期待しすぎないほうがよさそうです。








