NVIDIAがRTX 40シリーズ以降で提供しているドライバーレベルのフレーム生成機能「Smooth Motion」を、GeForce RTX 30シリーズで動かす非公式プロジェクトが2系統登場した。Smooth Motionはゲーム側にDLSS Frame Generationの実装を必要とせず、ドライバー側で追加フレームを生成する仕組みで、AMDのAFMFに近い位置付けとなる。RTX 30シリーズではNVIDIA Appから正式に有効化できないが、コミュニティ側でAmpereのSM86アーキテクチャへ対応させる試みが進んでいる。
一つは既存の dlssg_for_sm86 を拡張したプロジェクトで、Smooth MotionとVulkanへの対応を追加。RTX 3070での動作確認に続き、RTX 3080では複数のPCゲームだけでなくRPCS3、DuckStation、Yuzuでも動いたとの報告がある。ただしSteam経由で一部ゲームがクラッシュしたほか、RTX 5070 Tiと比較して生成画像のアーティファクトが目立つという報告もある。もう一つの「NVSmooth30」は別系統のクリーンルーム実装で、RTX 3050 Laptop GPUやRTX 3070での動作が確認されている。
どちらもNVIDIAの正式対応ではなく、DLLを注入する仕組みを使うため、ゲームのクラッシュやアンチチートとの競合が起こる可能性がある。オンラインゲームで安易に利用できるものではなく、現状はシングルプレイ環境を中心とした実験用途と考えるべきだ。それでも異なる2つの実装でAmpere上のSmooth Motionが実際に動き始めたことで、「RTX 30では技術的に絶対動かない」という話ではないことも見えてきた。正式対応されるかどうかとは別に、RTX 30世代でどこまで新しいフレーム生成技術を引き出せるかという検証は今後も続きそうだ。
出典:VideoCardz
管理人コメント
RTX 30でSmooth Motionが動く報告は、Ampereユーザーにはかなり気になる話です。ただし非公式MODなので、クラッシュやアンチチートとの相性まで込みで完全に実験枠。対応したから即おすすめ、ではありません。それでも2系統の別プロジェクトで動作しているのは面白いところ。公式非対応の機能、ユーザー側が先に掘り起こし始めています。








