NVIDIAの新しいレイトレーシング技術「RTX Mega Geometry」が、『Gears of War: E-Day』へ初めて採用される。Unreal Engine 5のNaniteで描画する高精細なジオメトリをレイトレーシング処理にも利用する技術で、影や反射の品質向上を狙う。
Unreal Engine 5のNaniteは、非常に細かな形状を効率的に描画できる一方、現在のレイトレーシングでは負荷を抑えるため、Naniteとは別に簡略化した形状データを使用する場合がある。このため、画面上の物体とレイトレーシングが参照する形状に差が生じ、影や反射のディテールが一致しないことがある。
RTX Mega Geometryでは、より詳細なNaniteの形状をレイトレーシング用のシーンへ反映できる。NVIDIAによると、車両、岩、植物、瓦礫などの影や反射を実際に描画されている形状へ近づけられるほか、カメラ移動時に発生するちらつきなどの軽減も期待できる。
『Gears of War: E-Day』はUnreal Engine 5.8を採用し、LumenやMegaLightsによるレイトレーシングに加えて、GeForce RTX環境ではDLSS 4.5 Super Resolution、Dynamic Multi Frame Generation、NVIDIA Reflexにも対応する予定だ。RTX Mega Geometry自体はGeForce RTXシリーズ全体で利用可能とされているが、実際の性能はGPUや設定によって変わる。
さらに重要なのは、この技術が1タイトルだけで終わらない点だ。NVIDIAが開発してきた技術はMicrosoftの「DirectX Raytracing 2.0」にも取り込まれる予定とされ、今後ほかのUnreal Engine 5タイトルへ広がる可能性がある。高精細化が進むゲームでレイトレーシングの形状データをどう扱うかという課題への一つの回答となりそうだ。
管理人コメント
名前だけ見るとまたNVIDIAの新機能が増えたのか、で終わりそうですが、これは割と重要。Naniteで細かく描いたのにレイトレだけ簡略形状、というズレを減らす技術です。しかもDXR 2.0へ入れば特定ゲーム専用ではなくなる。問題は当然GPU負荷。画質が豪華になるほど、こちらのGPUも豪華さを要求されそうです。








