GeForce RTX 5060 Ti 16GBの海外価格が異常な水準まで上昇している。米Neweggでは最安モデルでも779.99ドルで販売されており、一部モデルは約800ドルに到達。英国では一時、上位モデルのRTX 5070実売価格を上回るケースまで確認された。
発売時のMSRPは16GB版が429ドル、8GB版が379ドルで、その差はわずか50ドルだった。しかし現在は、8GB版が約450〜500ドルで購入できる一方、16GB版は779.99ドル前後まで上昇。両者の価格差は約330ドルへ拡大し、追加された8GBのVRAMだけでGPU1枚分に近い価格差が生まれる異例の状況となっている。
なお、国内最新価格は以下の表で随時チェックしてほしい。
🖥 GPU 価格推移この価格高騰の背景には、GPUそのものではなく、16GB版に搭載されるGDDR7メモリの価格上昇があるとみられている。VideoCardzは、現在のRTX 5060 Ti 16GBはGPU性能よりもGDDR7の調達コストが価格を左右している状態だと伝えており、メモリ市場の逼迫がグラフィックボード価格へ直接影響し始めていることがうかがえる。
これは現時点では米国や英国を中心とした海外市場の動きだが、日本国内も無関係ではない。グラフィックボードは世界的な部品価格や為替、供給状況の影響を受けるため、海外で高値が続けば国内価格にも波及する可能性がある。とくに16GB版は今後も価格動向に注意が必要だ。
GPU性能ではなく、VRAM容量だけでここまで価格差が広がるのは極めて異例だ。今回の動きは、現在のGPU市場がGDDR7メモリ価格に大きく左右され始めていることを示す象徴的な事例と言えそうだ。
ちなみに、RTX 5060 Ti 16GBとRTX 5070を実際にゲームで比較すると、RTX 5070のほうが25%以上高い性能を発揮する。VRAM容量だけを見ればRTX 5060 Ti 16GBにも魅力はあるが、ゲーム性能を重視するならRTX 5070を選んだほうが良い。

管理人コメント
昔は「GPUを買ったらVRAMが付いてきた」感覚でしたが、今は「GDDR7メモリを買ったらGPUが付いてきた」みたいな価格です。8GB増えただけで約330ドルアップは、さすがに財布もフリーズ。海外の話とはいえ、この熱気が日本まで輸入されないことを祈るばかりです。








