旧世代GPUを22GBに改造して499ドルで販売、ローカルAI需要を狙う

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eBayの出品者が、旧世代のTuringアーキテクチャGPUを22GBのGDDR6メモリに改造したカードを499ドルで販売している。元々11GBのGDDR6を搭載していたこのGPUは、約8年前に登場したモデルだ。改造版はブロワータイプのファンを搭載した形状のカードが対象で、GigabyteやMSI、ASUS、Leadtekなど複数のメーカー品がランダムに出荷されるという。

改造の仕組みは比較的シンプルで、元々搭載されていた1GBのGDDR6チップを2GBチップに換装することで容量を倍増させる手法が採られている。このGPUは352ビットインターフェースに11本のアクティブメモリチャンネルを持つため、各チップの容量を2倍にすることで合計VRAMが22GBに到達する。また、GPUが高密度チップを正しく認識できるよう、メモリ構成のストラップ設定も変更されているとされている。

この改造カードが主に狙うのはゲーミングではなく、ローカルで動作するAIや画像生成ワークロードの需要だ。22GBのVRAMがあれば、大規模な言語モデルや画像生成モデルをGPU上に丸ごと展開しやすくなる。ただし、TuringアーキテクチャのTensor Coreは、現行世代のNVIDIAアーキテクチャで追加された低精度フォーマットなど一部の機能に対応していない点は注意が必要だ。

出品者によれば、この改造カードはカスタムドライバー不要で標準のNVIDIAドライバーがそのまま使用できるという。ファームウェアとハードウェア両面での変更により、追加VRAMがOSおよびドライバーに正常に認識される仕組みになっているとされている。NVIDIAがTuringへのドライバーサポートを現時点でも継続していることも、この改造カードを運用する上で有利な条件となっている。

499ドルという価格は通常の中古品と比較して割高だが、20GB超えのNVIDIA VRAMを持つカードは中古市場でも依然として高値で取引される傾向にある。現行世代のRTX 5000シリーズや将来の製品が価格面で手の届きにくいユーザーにとって、ローカルAI用途として一定の需要を掴む可能性があるとみられる。

出典:eBay

管理人コメント

11GBを22GBに倍増とは、まさに「VRAMよ、二倍になれ!」を地で行く改造ですね。ゲーム性能はそのままでAI容量だけが爆増という、ある意味「脳筋ならぬ筋メモリ」な発想。ローカルAI民の「とにかくVRAMが欲しい」という悲鳴が生んだ一枚ともいえそうです。とはいえ、22GB化した旧世代GPUに飛びつく時代が当たり前になるのは、ちょっと寂しい話。新品GPUも中古GPUも、いい加減もう少し手の届く価格まで降りてきてほしいですね。

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