GeForce RTX 2080 SUPERのVRAMを標準の8GBから16GBへ増設した改造GPUを使い、『Resident Evil Requiem』で性能を比較する検証が行われた。VRAM容量が不足する条件では、16GB化によってフレームレートが最大約28%向上したという。
改造を行ったPaulo Gomes氏のチームは、GALAX GeForce RTX 2080 SUPER HOFに搭載された8枚の1GB GDDR6チップを2GB品へ交換し、合計容量を16GBへ拡張した。さらに8GBと16GBを切り替えられるスイッチを追加し、同一GPU上でVRAM容量だけを変更して比較している。
『Resident Evil Requiem』では、アップスケーリングやフレーム生成を使用せず、大部分のグラフィックス設定を最大まで引き上げてテストした。8GB設定ではVRAM使用量が上限に達し、フレームレートは約24~26fpsだった。
16GBへ切り替えるとVRAM割り当ては約11GBまで増加し、同じ場面で約32~34fpsへ上昇。約25fpsから約32fps以上となり、最大約28%の性能差が生じた。システムメモリへの依存も減少したという。
ただし、この結果はRTX 2080 SUPERそのものの演算性能が上がったことを意味しない。GPUコアやメモリ帯域は変わっておらず、8GBを超えるVRAMを必要とするよう意図的に負荷を高めた条件での結果である。
VRAM容量内に収まるゲームでは同様の性能向上は期待できない。それでも、GPU性能が十分残っている場合でもVRAM不足が発生するとフレームレートを大きく落とす可能性があることを、同一GPUを使った比較で分かりやすく示した事例といえる。
管理人コメント
同じGPUで8GBと16GBを切り替え、VRAM不足の場面だけ最大28%差。これはかなり分かりやすい実験です。ただし「16GBなら常に28%速い」ではありません。GPU自体が同じなら普通は同じ。問題は8GBを踏み抜いた瞬間で、そこから性能がガクッと崩れる。その境界線が怖い。2026年のGPU選びで容量を軽視しにくい理由がまた1つ増えました。








