PerplexityのローカルAIエージェントがWindows対応 RTX GPU・VRAM 24GB以上が条件

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Perplexityが、PC上でAIエージェントをローカル実行する「Portable Computer」のWindows版を提供開始した。これまでLinux環境を中心に展開していた機能をWindowsへ広げたもので、対応にはGeForce RTXまたはRTX PRO GPUと24GB以上のVRAMが必要となる。

Portable Computerは、単にローカルLLMと会話するためのアプリではない。Perplexityのクラウド型エージェント「Computer」と同様に、複数の工程からなる作業を計画し、必要なツールやアプリを使い分けながら結果までまとめることを目的としている。処理をローカルPC側で実行するため、ローカルモデルだけで完結する作業ではクラウド側のComputerクレジットを消費しない。

Windows版では、定期実行するタスクやデスクトップアプリ向けのローカルMCPサーバーにも対応する。Microsoft Word、Google Drive、Gmail、Slack、GitHubなどとの接続が想定されており、モデルもアプリ内からダウンロードできる。例として挙げられているQwen 3.8 27BのようなモデルをPC上で動かし、ファイルやアプリをまたぐ作業をエージェントへ任せる形だ。

ただし、「Windows PCでローカルAIが使える」と聞いて一般的なゲーミングPCを想像すると、要求仕様との間にはかなり距離がある。必要VRAMは24GB以上で、GeForceではRTX 3090/3090 Ti、RTX 4090、RTX 5090などが該当する。RTX 5070 TiやRTX 5080のような現在の上位ゲーミングGPUでもVRAM容量が条件を満たさない。

この24GBという条件はGPU世代よりメモリ容量の制約が大きいことを示している。ローカルAIではモデル本体だけでなく、長いコンテキストやエージェント処理に必要なデータもGPUメモリへ載せる必要があり、高性能なGPUでもVRAMが不足すれば利用できない。

一方、対象GPUをすでに所有しているユーザーにとっては、専用のAIワークステーションを追加購入せずにエージェント環境を構築できる。NVIDIAはWindows向けのRTX Spark PCも展開しているが、既存のRTX 3090やRTX 4090まで対象になるため、数年前のハイエンドGPUが新しい用途で再び価値を持つ点も興味深い。

AI PCという言葉はNPUを搭載した一般向けPCにも広がっているが、本格的なローカルAIエージェントでは依然として大容量GPUメモリが重要だ。Portable ComputerのWindows対応は、ローカルAIが実験用ツールから実際にPCを操作するエージェントへ進み始めた一方、その入り口にはまだかなり高いハードウェア要件が残っていることも示している。

出典:Tom’s Hardware

管理人コメント

WindowsでローカルAIエージェントが動くのは面白いですが、条件はVRAM 24GB以上。RTX 5080でも足りません。ローカルAI、入口からなかなかの重装備です。一方でRTX 3090まで対象なのは興味深く、ゲーム用途では世代が進んだ旧ハイエンドGPUが、AI用途ではまだ現役という逆転も起きています。

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