PALITは、GeForce RTX 3060をベースとした新モデル「Infinity 2 OC」を正式に発表した。これはNVIDIAがAmpereアーキテクチャの生産を再開した流れに乗じた、ボードパートナーによる明確な新製品投入であり、既存モデルの再入荷ではなく、新設計のカードとして登場した点が注目される。
背景には、2025年3月にSamsungのファウンドリがGA106 GPUの8nmプロセスによる生産を再開したとされる報告がある。その後、中国や欧州の市場でRTX 3060カードが店頭に戻り始めたが、それらはほぼ既存設計の在庫品だった。今回のInfinity 2 OCは、2026年向けに設計された完全新規モデルである。
Infinity 2 OCはデュアルファンのオールブラックデザインを採用し、通気孔付きバックプレートとヒートシンク後部のフロースルーセクションを備える。ファンはPALIT独自の0dBモードに対応しており、軽負荷時には停止する省エネ設計だ。OCバリアントは1792MHzに若干のオーバークロックが施されているが、上昇幅は約0.8%にとどまる。
このカードの最大の特徴は12GBのGDDR6メモリを搭載している点だ。現行の入門向けGeForceモデルが8GB構成であることが多い中、12GBという容量はVRAMを重視するユーザーにとって依然として魅力的な選択肢となりうる。PALITは動画編集、3Dワーク、ローカルAI処理、1080pゲーミングといった用途を訴求ポイントとして挙げている。
ただし、このカードは2021年に登場したAmpereアーキテクチャのままであり、DLSS Frame GenerationやMulti Frame Generationといった新機能には非対応である。価格・発売日・販売地域についてはPALITからまだ発表されていない。VRAM容量を最優先とするシステム構成向けの選択肢として位置づけられるとみられる。
出典:Palit
管理人コメント
またしてもRTX 3060 12GB復活案件かい!しかも今回は既存モデルの再入荷ではなく、わざわざ完全新規モデルを開発したというから驚きである。いったい誰得のグラボなんよ。 12GB VRAMは今でも魅力だが、GPU自体は2021年登場のAmpere世代。DLSS 4のMulti Frame Generationにも対応せず、最新ゲーム向けとしてはさすがに古さが目立つ。 VRAM容量を最優先する人には刺さるかもしれないが、結局は価格次第。新品なのに中身は旧世代という、なんとも不思議な一枚である。








