DLSS 5をVulkanで再実装 RTX 4070 SUPERで1080p・7.8ms、WebGPU版も公開

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NVIDIAの「DLSS 5 Neural Rendering」をVulkan上で再実装するオープンソースプロジェクト「OpenDLSS-NR」が公開された。開発者のMAAN氏によるもので、DLSS-NR runtime/DLL 310.8.0に含まれる71ブロックのニューラルネットワークを解析し、中間出力までNVIDIAの実装と一致する「bit-exact」の再現を達成したとしている。GeForce RTX 4070 SUPERでは、1080pのニューラルネットワーク処理を7.8msで実行したという。

OpenDLSS-NRはDLSS Super Resolutionの再実装ではなく、レンダリング済みのフレームへAI処理を加え、ライティングやマテリアル、人物表現などを補正するDLSS 5のNeural Rendering部分を対象としている。実装にはTensor Core向けに最適化したPTXカーネルとGLSLコンピュートシェーダーが使われており、さらにTensor CoreやネイティブFP8を前提としないWebGPU版も用意された。こちらは512×512で約72msとネイティブ版より大幅に遅いものの、特定のNVIDIA機能に依存せず同じネットワークを動かせる点が興味深い。

もっとも、現段階でゲームへ導入してDLSS 5を利用できるMODではない。NVIDIAの独自モデルウェイトも配布されておらず、利用者側で別途用意する必要がある。現在のDLSS 5正式対応はRTX 50シリーズで、RTX 40シリーズは将来の公式対応が予定されているが、OpenDLSS-NRによってAda世代でもニューラルネットワーク自体が実行できることが改めて示された。DLSS 5の利用範囲を直接広げるものではないものの、最新のニューラルレンダリング技術がどこまで別環境へ移植できるのかを探る実験としては大きな一歩となる。

出典:Wccftech

管理人コメント

RTX 50専用だったDLSS 5の中身をVulkanで再現し、RTX 4070 SUPERでも動かしたのが面白いところです。ただし現状は単体デモで、ゲームへポンと入れて使えるMODではありません。WebGPU版まであるので、技術的にはかなり広がりそう。公式対応より先に外側から解析が進む。DLSS 5、発売から研究対象になるまでが速すぎます。

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