NVIDIAがAIB(アドインカードボードパートナー)に対し、GPUキット(GPU本体+VRAMのセット)の価格引き上げを通知したと報じられている。台湾メディアBenchLifeが報告したこの情報によれば、今回の値上げ対象はGDDR7メモリを搭載したBlackwell世代の製品にとどまらず、GDDR6メモリを採用したGeForce製品も含まれるという。ただし、具体的な対象モデルや値上げ幅については明らかにされていない。
NVIDIAはGPUチップとVRAMをセットにしてAIBパートナーへ供給しており、メモリコストが上昇すれば自動的にキット価格が押し上げられる構造だ。今年5月にはRTX 5090およびその中国向けモデルのキット価格がすでに引き上げられており、今回はさらに広範な製品ラインへ影響が波及したことになる。市場では現在、GPU価格がすでに数か月前と比べて20〜30%程度高騰しているとされており、この傾向がさらに続く可能性が高いとみられる。
今回の値上げ圧力の背景には、グローバルなメモリ不足とAI需要の急拡大がある。特にGDDR7の3GBモジュールは1枚あたり60〜70ドルにのぼるとされており、同じくGDDR7の2GBモジュール(約20ドル)と比較して3倍近いコストとなっている。この高騰がRTX 50 SUPERシリーズの発売を足踏みさせている一因とも報告されており、RTX 5070 SUPERへの18GB搭載、RTX 5070 Ti SUPERおよびRTX 5080 SUPERへの24GB搭載といった計画が影響を受けているとみられる。
メモリ価格の上昇に加え、AIBパートナーはGPUクーラー、PCB基板、パッケージングのコスト増加にも直面しているという。ただしBenchLifeによれば、これらの部材コスト上昇はメモリ価格の上昇と比べると影響は限定的だとされている。現時点でNVIDIAおよびAIBパートナーのいずれも、今回のキット価格引き上げに連動した小売価格の変更を公式に発表したわけではない。なお本報告はあくまでルーモア(未確認情報)として扱われており、今後の公式発表を待つ必要がある。
出典:Benchlife
管理人コメント
GDDR7もGDDR6も値上げって、まさに「全方向から財布に攻撃」という状況だ。AIブームのせいでゲーマーまで巻き込まれるとは、まるでオンラインゲームでボスを倒したら経験値じゃなくて請求書がドロップしたようなもの。GPUの価格上昇が止まらない今、パーツ選びの眼力がかつてないほど試されている。








