MSIが中国市場向けのGeForce RTX 50シリーズグラフィックスカードの価格を全ラインナップで引き上げた。値上げ幅はモデルによって異なるが、公式MSRPと比較した場合の乖離率は最大で約59%に達するという。この動きはPNY(中国ではColorfulとも報じられている)でも同様に確認されており、部品不足を背景にした価格高騰が中国市場全体に広がっている状況だ。
MSIが公開した価格リストには旧価格と新価格が併記されており、前週比での値上げ率は約10〜20%であることが公式に確認できる。最も上昇率が高いのはRTX 5080のShadow 3X OC/Ventusで、9,999元から11,999元へと20%の値上げとなった。RTX 5070 Ti Shadow 3X OCも約19.5%上昇しており、ハイエンド帯を中心に大きな影響が出ている。
エントリー帯のRTX 5060やRTX 5060 Tiも例外ではなく、Gaming Trio OCシリーズでは2,799元から3,199元へと14%超の引き上げが行われた。MSRP比での乖離は45%を超えるモデルも存在し、実質的に定価での購入が困難な状況が続いているとみられる。RTX 5070 Ti 16G Gaming Trio OCに至ってはMSRP比で76%以上高い価格設定となっており、入手困難な状況が価格にそのまま反映されている形だ。
NvidiaのGPUが最も影響を受けているが、IntelやAMDのGPU製品も同様の供給不足と価格上昇に直面しているとの報告もある。部品不足に起因するこのような価格変動は世界規模で続いており、ゲーミングPC向けGPU市場は依然として厳しい状況にあるといえる。国内市場においても並行輸入品などを通じた価格波及が懸念されるところであり、今後の動向が注目される。
管理人コメント
RTX 5090がMSRP比で57%超え……「定価ってなんだっけ?」状態ですね。もはやGPUの価格タグは「希望小売価格」ではなく「希望購入者の夢の価格」と改名すべきかもしれません。財布の中身も供給不足です。








