埼玉県を拠点とするGPU修理・改造業者が、旧世代GeForce GPU向けのVRAM増設サービスを提供していることが明らかになった。同店は「AI向GPU専門家」の名称で活動しており、ゲーミンググラフィックカードを生成AI向けに改造するサービスを専門としている。
注目を集めているのが、11GBのVRAMを搭載するGeForce RTX 2080 Tiを22GBへ倍増する改造だ。料金は4万5,000円(約282ドル)で、1GBあたり約25ドルの計算になる。
作業では、基板上に搭載された1GBのGDDR6メモリチップを2GB品へ交換。2026年8月15日には、Samsung製GDDR6 2GBモジュールが200個入荷したことをSNSで報告しており、入荷から約1時間で最初のRTX 2080 Ti 22GB化を完了したとしている。
改造済みGPUはメルカリやeBayなどでも販売されている。国内では通常のRTX 2080 Ti 11GBが3万円前後で取引される一方、22GBへ改造されたモデルは6万円台で出品されている例も確認できる。
VRAMが22GBになる最大のメリットは、生成AIやLLMなど大量のGPUメモリを必要とする処理だ。11GBでは収まらないAIモデルを扱える可能性が広がるため、最新の大容量VRAM搭載GPUを購入するより安価な選択肢になる可能性がある。
ただし、VRAMが11GBから22GBになってもGPUコア自体の処理性能は変わらない。ゲーム性能が単純に2倍になるわけではなく、RTX 2080 Tiの処理性能を超えるような負荷ではGPU側が先に限界を迎える。
つまり今回の改造は、ゲーム性能を引き上げるためというより、RTX 2080 Tiを大容量VRAMが重要になる生成AI用途で再利用するための改造と見るのが適切だ。
出典:AI向GPU専門家
管理人コメント
VRAM増設でAI向けGPUとして第二の人生。RTX 2080 Ti、2018年組なのにまだ働かされます。 ゲーム性能はほぼ変わりませんが、22GBの大容量VRAMは生成AIでは話が別。最新GPUの価格がとんでもないことになっている今、旧世代GPUを魔改造して使うという発想はかなり面白い。4万5,000円でVRAM倍増。引退するどころか、まさかの再就職です。








