イラン革命防衛隊(IRGC)が、バーレーンに位置するAmazon Web Services(AWS)のデータセンターに巡航ミサイル攻撃を実施したとイラン国営メディアが報じた。これはイランのダルホービン近郊で建設中だった核施設に対する米軍の爆撃への報復として実施されたものであり、IROCは当該施設を「破壊した」と主張している。
AWSの中東リージョンへの攻撃はこれが初めてではない。米国がイランへの空爆を開始した直後にも、ドローンとミサイルによる攻撃が複数のAWS中東拠点を直撃していた。その影響で、AWSバーレーンリージョン(ME-SOUTH-1)は今年3月下旬から4月上旬にかけて「ハードダウン」状態に置かれており、AWSヘルスダッシュボード上では現在も「利用不可」の状態が続いているとされる。
米国とイランは今年6月17日に停戦合意に達したが、7月7日にイランがオマーン領海を航行する3隻の船舶を攻撃したとされる事態を受けて停戦は崩壊した。その後、報復の連鎖が拡大し、7月17日にはヨルダンで米軍に死傷者が出る事態にも発展している。IROCは今回のAWS攻撃が、この一連の米軍の対応に対する報復であると声明を発表している。
一連の攻撃によってAWSバーレーンの施設が打撃を受けているものの、クラウドサービス全体への影響は限定的だとみられる。Amazonは紛争の影響を受けていない他リージョンへ顧客を早期に移行させており、サービス継続性を確保している状況だ。バーレーン施設の復旧作業については現時点でAmazonからの公式発表はない。
IROCはAmazonだけでなく、Microsoft、Apple、Google、さらにドバイに建設中とされるOpenAIの大規模データセンター「Stargate」に対しても攻撃を示唆する声明を出しており、中東地域に展開する米国のクラウドインフラ全体が深刻なリスクにさらされているという見方が強まっている。
管理人コメント
クラウドがミサイルで落ちる時代が来るとは……。サーバー障害なら冗長化で何とかなるのかもしれないが、ミサイル攻撃までは防ぎようがない。ゲームのレイテンシどころか、データセンターそのものが物理的に消滅するのは、さすがに対処不能すぎて笑えない。世界平和こそが、データセンターを守る最強の冗長化なのかもしれない。








