Intel、Nova Lake-Sの12Xe大型iGPUを中止か Razor Lakeへ持ち越しとのリーク

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Intelが次世代デスクトップCPU「Nova Lake-S」で計画していたとされる、12基のXe3Pコアを備えた大型内蔵GPUモデルを取りやめ、後継世代の「Razor Lake-S」へ移す可能性が浮上した。これまでNova Lake関連情報を伝えてきたリーカーJaykihn氏が明らかにしたもので、Intelから正式発表された情報ではない。

問題のモデルは、4基のPコア、8基のEコア、4基のLPEコアに12基のXe3Pコアを組み合わせる構成とされていた。一般的なデスクトップCPUの内蔵GPUより大幅に規模が大きく、ディスクリートGPUを使わずにゲームを動かせる強力なAPUとして注目されていた。

一方、この規模のGPUをデスクトップCPUへ統合するには電力面の負担も大きい。従来の情報では内蔵GPUだけで最大65W程度を必要とし、マザーボード側にもGPU用の追加電源フェーズが必要になるとされていた。IntelがPanther Lake系で採用する12コア規模のXe3 GPUも高い電力枠を持つため、CPUと大型iGPUを一つのデスクトップ製品として成立させるには、冷却や電源設計まで含めた調整が必要になる。

今回の情報が正しければ、Nova Lake-S自体の計画が後退するわけではない。主力ラインは最大28コア構成を中心に展開し、さらに52コアのデュアルタイルモデルも検討されていると報じられている。AMDのX3D系に対抗する大容量ラストレベルキャッシュの採用も噂されており、Intelにとって重要なデスクトップ世代である点は変わらない。

変化するのは、Nova Lake世代で期待されていた「強力な内蔵GPUだけでゲームまでこなすデスクトップCPU」という選択肢だ。この構想がRazor Lakeまで持ち越されるなら、Intelのデスクトップ製品は当面、CPU性能を中心とした従来型の構成が主役になる可能性が高い。

AMDはRyzen AI Max系など、大規模な内蔵GPUと広いメモリ帯域を組み合わせた製品をすでに展開している。Intelもモバイルでは強力な内蔵GPUを拡大しているが、デスクトップで同じ方向へ踏み込む時期は一世代遅れることになる。

ただし、現時点では製品の中止もRazor Lakeへの移行もリーク段階だ。Nova Lake-Sの正式ラインアップが明らかになるまでは確定情報として扱えないものの、Intelが大型iGPU搭載デスクトップCPUをどの世代で投入するかは、今後のAPU市場を左右する重要なポイントになりそうだ。

出典:Tom’s Hardware

管理人コメント

Nova Lakeで面白そうだった12Xeの大型iGPUが、本当にRazor Lakeへ移るなら少し残念です。CPU性能だけでなく「GPUなしでもかなり遊べるデスクトップ」という方向は、AMDとの競争でも面白いところ。とはいえ現状はリークなので、延期確定ではありません。Intelの強力APU、出番だけ先に次世代へ移動した格好です。

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