NVIDIAは、クラウドゲーミングサービス「GeForce NOW」をValveのSteam Machineへ対応させると発表した。対応は2026年後半を予定しており、Steam MachineからGeForce NOWを通じてクラウド上のGeForce RTX環境でPCゲームをプレイできるようになる。
Steam MachineはAMD製のセミカスタムCPUとRadeon GPUを採用しているため、本体のGPUでNVIDIAのDLSSを利用することはできない。一方、GeForce NOWではゲームの描画処理をクラウド側のGeForce RTX環境で行い、映像をSteam Machineへストリーミングする。そのため、GeForce NOW経由であれば、対応ゲームでレイトレーシングやパストレーシング、DLSS 4.5などGeForce RTX向けの機能を利用できる。
Valve製ハードウェアでは、Steam Deck向けにGeForce NOWのネイティブアプリがすでに提供されている。今回の発表によって、NVIDIAのクラウドゲーミング対応が据え置き型のSteam Machineにも広がることになる。Steam Controllerへの対応も2026年後半に予定されている。
GeForce NOW自体の機能も強化される。対応ゲームではDLSS 4.5のSuper Resolution、Dynamic Frame Generation、Ray Reconstructionなどについて、従来より細かな設定が可能になる。対応するハードウェアやプランでは最大360fpsのストリーミングも利用できる。
さらにFirefoxが正式な対応ブラウザーへ追加され、GOGのシングルサインオンにも対応する。GOGアカウントを一度連携すれば、対応タイトルをライブラリから同期し、ゲームを起動するたびにログインする手間を減らせる。
対応ゲームも拡大し、『CONTROL Resonant』『Gears of War: E-Day』『Onimusha: Way of the Sword』『The Blood of Dawnwalker』『STAR WARS Zero Company』などが発売初日からGeForce NOWへ追加される予定だ。
Steam Machineにとって大きいのは、本体のRadeon GPUだけでゲームを動かす必要がなくなる点だ。ローカルでは負荷が高すぎるゲームでも、GeForce NOWを利用すればクラウド側のGeForce RTX環境へ描画処理を任せられる。
もちろん、クラウドゲーミングなので通信環境やGeForce NOWの対応タイトル、利用プランなどの制約はある。それでも、Steam Machineのローカル性能を超えるゲームを遊ぶための選択肢が追加されることは、Valveの新しい据え置き型PCにとって大きな補完機能になりそうだ。
出典:NVIDIA
管理人コメント
ここは少しややこしいですが、Steam MachineのRadeonでDLSSが動くわけではありません。重い処理をクラウド側のGeForce RTXへ丸投げする仕組みです。つまり本体性能で厳しいゲームにも別ルートができる。Steam MachineにとってGeForce NOWは、単なる追加アプリというより「困ったらクラウド」という保険になりそうです。








