2026年第2四半期のデスクトップ向けx86 CPU出荷台数が、前年同期比で20%を超える大幅減となった。GPUやマザーボード、メモリ、SSDなどPCを構成する主要パーツの価格上昇がデスクトップ市場を圧迫しており、CPU単体の製品競争だけでは説明できない市場縮小が起きている。
Mercury Researchの調査によると、CPU市場全体では2026年第2四半期の出荷台数が前四半期比で10%以上増加した。ノートPC向けやデータセンター向けCPUが伸びたことが主因で、IntelもモバイルCPUの供給量を数百万個単位で増やしたという。
これに対してデスクトップCPU市場は、前年同期比で20%超減少したほか、季節要因を含む前四半期比でも縮小した。グラフィックカードの入手性や価格に加え、マザーボード、メモリ、SSDなど周辺部品のコスト上昇がPC一式の購入価格を押し上げ、新規デスクトップPCの需要を抑えていると分析されている。
市場縮小のなかでもAMDはIntelより出荷減少幅を抑え、デスクトップCPUの台数シェアを前四半期の33.2%から34.9%へ拡大した。前年同期の32.2%からも2.7ポイント上昇している。一方のIntelは65.1%で、前四半期の66.8%、前年同期の67.8%から低下した。
クライアントCPU全体でもAMDの台数シェアは30.3%と過去最高を記録した。サーバー向けでは34.5%まで上昇しており、EPYCとXeonに絞った比較ではAMDが46.4%に達したとされる。
今回の数字で重要なのは、AMDが伸びていることだけではない。デスクトップPC市場そのものが、高騰するGPU、メモリ、SSDなど複数の部品コストによって縮小している点だ。日本でもPCパーツ価格の上昇が続けば、自作PCだけでなくBTOゲーミングPCの販売価格や構成にも影響が広がる可能性がある。
CPUの性能競争が続く一方で、2026年のデスクトップ市場では「CPUを何にするか」以前に、PC一式をいくらで組めるかが大きな問題になりつつある。
管理人コメント
AMDのシェア上昇も注目ですが、それ以上に気になるのがデスクトップCPU出荷20%超減。CPUが売れないというより、GPU、メモリ、SSD、マザーボードまでまとめて高い。PCを1台完成させるまでの料金所が増えすぎです。日本のBTOも部品コスト上昇が続けば無関係ではありません。








