中国CXMT・YMTC、ASML製造装置を「3年分」確保か 輸出規制強化に備え生産拡大を維持

このページには広告が含まれています

中国のメモリメーカーCXMTとNANDメーカーYMTCが、今後3年間の生産能力拡大を支えられる規模のASML製DUV露光装置を確保したと報じられている。Financial Timesの報道をもとに複数の海外メディアが伝えた。

中国企業は最先端半導体の製造に使われるEUV露光装置をASMLから購入できない一方、より成熟したDUV装置については一定の輸入が続いている。CXMTとYMTCは、この輸出環境がさらに厳しくなる可能性を見越して装置を先行確保したとされる。

米国では、中国への半導体製造装置規制をさらに強化する動きが続いている。報道では、同盟国にも規制を揃えることを求めるMATCH Actが検討されており、対象が旧世代のDUV装置まで広がればASMLの中国事業にも大きな影響が及ぶ可能性がある。

CXMTはDRAM、YMTCはNANDを生産しており、どちらも世界的なメモリ不足が続く現在のPC市場と無関係ではない。両社は近年、生産能力を大幅に拡大し、Samsung、SK hynix、Micron、キオクシアなど既存大手との競争を強めている。

特にCXMTはDDR5やLPDDR5Xに加え、HBMやLPDDR6など新世代メモリへの展開を進めていると報じられている。YMTCもNAND市場でシェア拡大を進めており、中国国内だけでなく世界のメモリ供給構造を変える可能性がある。

今回確保された装置の具体的な台数やモデルは明らかになっていない。また、「3年分」という表現は今後3年間に必要となるすべての設備を確保したという意味ではなく、現在計画している生産能力拡大を支えられる規模とされている点には注意が必要だ。

一方、中国国内でも露光装置の国産化が進められている。報道では中国企業Yuliangshengが2026年末までに12台のDUV装置を生産する目標を持つとされるが、ASML製装置と同等の量産性能を持つことが確認されたわけではない。

PCユーザーにとって重要なのは、CXMTとYMTCが輸出規制強化後も生産拡大を続けられる可能性が高まったことだ。DRAMとNANDの供給元が増えれば、中長期的にはメモリやSSDの供給改善につながる可能性がある。ただし、現時点の価格高騰を短期間で解消する材料と見るのは早い。

出典:TechPowerUp

管理人コメント

規制される前に3年分を確保。半導体設備まで「先に買っておく」が始まっています。CXMTとYMTCが計画どおり増産できれば、長期的にはDRAMやNANDの供給源が増えるのはPCユーザーにもプラス。ただし、これで明日からDDR5やSSDが安くなる話ではありません。効いてくるとしても、生産能力が実際に立ち上がってからです。

かんたんお宝ゲーミングPC検索

0台

PCパーツの価格推移

🖥 GPU 価格推移
🖥 CPU 価格推移
よかったらシェアしてね!
目次