PC向けツール「Borderless Gaming」で、DLSS 5 Neural Renderingを基にした非公式の描画エフェクトを導入できるようになった。ゲームのDLLを差し替えたり、タイトルごとのMODを組み込んだりせず、取り込んだゲーム画面へ処理を加える方式を採用する。NVIDIAによる正式対応とは別の実装だが、利用までの手順を簡略化する動きとなる。
開発者のAndrew Sampson氏によれば、このエフェクトはBorderless Gamingの「BGFX」を使用する。BGFXはゲームウィンドウの映像を取り込み、GPU上で各種エフェクトを処理する仕組みで、今回の実装もNVIDIAのDLLへ処理を渡すのではなく、調整したニューラルネットワークを独自の経路で動かすという。
Sampson氏は、モデルの量子化や処理構造の変更によって負荷を減らし、利用可能なGPUの範囲を広げたと説明している。GeForce RTX 3090でもゲームや設定によって30fps前後を目指せるとしているが、これは開発者の説明であり、全タイトルで同じ性能が得られることを示す統一条件のベンチマークではない。
エフェクト自体はアプリの更新に同梱されず、利用者がGitHubから別途導入する。導入しなければ標準で有効になったり、バックグラウンドで処理を続けたりすることはない。適用時には強度、照明、構造、スタイル、処理解像度などを調整できる。
ゲームエンジンと連携する公式実装と、取り込んだ画面に処理を加える今回の方式では、利用できる情報や動作条件が異なる。既存GPUで試せる選択肢が増える一方、画質・安定性・処理負荷まで公式対応と同等になったわけではない。GPU購入時の対応機能として数えるより、手持ちの環境で動作と効果を確認する実験的な選択肢として捉える段階だ。
出典:Wccftech
管理人コメント
ゲームごとにDLLを差し替えなくてよいなら、試すハードルはかなり下がります。ただ、導入の手間が減ってもGPUの仕事まで消えるわけではありません。そこは別料金ならぬ別負荷。自分なら手持ちのGPUで画質とfpsを見比べて楽しむ用途にします。非公式の動作報告を理由に古いGPUを買い足すより、正式対応機能と普段のゲーム性能を優先したいですね。








