ASUSは2025年モデルのゲーミングタブレット「ROG Flow Z13」について、フランスの修理可能性指数において10点満点のスコアを自己申告した。しかしiFixitによる実機の分解検証では、7点という評価が下された。フランスでは2021年より製品の修理可能性スコアの公表が義務化されており、文書の整備度、分解のしやすさ、スペアパーツの入手性、価格などを基準に算出される仕組みとなっている。
iFixitの分解レポートによれば、ROG Flow Z13はディスプレイの取り外しが比較的容易で、内部コンポーネントへのアクセスが良好だとされている。バッテリーは接着剤ではなくネジで固定されており、M.2 SSDと両カメラモジュールはマザーボードを外さずにアクセスできる点が評価されたという。
一方で大きく評価を下げた要因として、RAMや無線通信モジュール、外部ポートがマザーボードに直接はんだ付けされている点が挙げられている。コネクタが破損した場合、タブレット全体の設計が比較的モジュール式であるにもかかわらず、マザーボード単位での修理や交換が必要になる可能性があるとのことだ。スピーカーはバッテリーの下に配置されており、microSDカードリーダーや拡張I/Oボードにアクセスするためには複数のコンポーネントを取り外す必要があるという。
iFixitはASUSのサービスドキュメントが不十分であるとも指摘しており、交換パーツの入手システムについても批判的な見解を示している。フランスでは比較的容易にパーツを購入できるが、アメリカのユーザーはASUSの診断ソフトウェアを実行して承認を得る必要があるとされている。なお、ASUSの公式ページでは10点満点、Amazonの商品ページでは9.3点と異なるスコアが表示されているという報告もある。
iFixit自身のスコアリングシステムにも課題はあり、超薄型タブレットという設計上の制約においてLPCAMM2やSO-DIMMメモリが現実的かどうかという点は議論の余地があるとも述べられている。メーカーが自社製品のスコアを自己申告する仕組みそのものの客観性について、改めて問われる形となった。
管理人コメント
修理性10点満点を自己申告するのは、テストで「俺の答えは全部合ってる」と言い張る学生と同じ匂いがしますね。はんだ付けされたRAMやポートがある時点で満点は難しいのでは?メーカー自己採点制度、そろそろ第三者チェック必須にしてほしいものです。








