中国のグラフィックスカード流通チャンネルから、AMDがRadeon RX 9000シリーズの第3四半期向け価格ガイダンスを改定したとする文書が出回っている。対象モデルはRX 9070 XT、RX 9070、RX 9070 GRE、RX 9060 XTの8GB・16GB両モデル、そして中国市場向けのRX 7650 GREとされている。ただし現時点でAMDは公式な価格変更を一切確認していないため、あくまでも噂の段階として扱うべきだ。
流出した文書には、AMDのQ3 SEP(推奨小売価格)と標準MSRPの2種類の価格が記載されている。RX 9070 XTについては、Q3 SEPが6,999人民元、MSRPが5,599人民元と記されており、その差は1,400人民元、率にして約25%に上る。さらに中国でのRX 9070 XTの当初発売価格は4,999人民元だったとされており、今回のQ3 SEP価格はその発売時点から実に約40%もの上昇となる計算だ。
現在のJD.com上の販売価格を確認したところ、報告された新価格がすべてのモデルに一律適用されているわけではない。RX 9070 GREの一部モデルはすでに3,999人民元前後で掲載されている一方、RX 9070 XTは報告にある5,599人民元前後で見受けられる。ただし割引やプロモーション施策によって価格にばらつきがあり、新たなMSRP体系が市場全体に浸透している状況ではないとみられる。
今回の報告は、AMDが8月にRadeon GPU価格をさらに引き上げる準備を進めているとする先の情報と符合する。先月にはボードパートナーへ少なくとも10%の値上げが通達されたと報じられており、ASUSやGigabyteの中国向けチャンネル価格もRadeon・GeForce両ラインナップで上昇している。米国・欧州における公式価格についてはAMDからの変更通知は現時点でなく、今後の動向が注目される。
管理人コメント
40%増しは、さすがに「ちょっと値上げ」の顔をしていい数字じゃありません。RX 9070 XTを狙っている人からすれば、GPUの性能より先に価格がオーバークロック状態。 今のところ中国市場の話ですが、最近のGPU価格は国境を越えて連鎖しがち。この波が世界へ広がらないことを祈りたいところです。財布まで高負荷にするのは勘弁してくれ。








