AMDはRadeon RX 9000シリーズの新たなエントリーモデルとして、Radeon RX 9050を正式に発表した。アジア太平洋地域・日本・中南米向けに展開され、想定価格は279ドルとされている。RDNA 4アーキテクチャを採用したNavi 44コアの縮小版を搭載しており、コンピュートユニット数は16基、ストリームプロセッサ数は1,024基となっている。
主要スペックとして、ゲームクロック1,920MHz・ブーストクロック最大2,600MHz、FP32演算性能は10.6 TFLOPSである。メモリはGDDR6 8GBを128bitインターフェース経由で搭載し、帯域幅は288 GB/s、Infinity Cacheは32MBを備える。典型的なボード電力は92Wと非常に低く、補助電源コネクタは8ピン1本のみで動作する省電力設計だ。
AMDが公表した1080p・中設定での参考フレームレートは、Cyberpunk 2077で96 FPS、Forza Horizon 6で131 FPS、007: First Lightで60 FPS、Call of Duty: Black Ops 7で116 FPSとなっている。Counter-Strike 2では227 FPS、Valorantでは593 FPSという数値も挙げられており、eスポーツ系タイトルに強みを発揮する構成だとみられる。ただしAMDはテスト環境やアップスケーリング・フレーム生成の有無を明示しておらず、実環境での数値は変動する可能性がある。
上位モデルのRX 9060と比較すると、コンピュートユニット数はRX 9060の28基に対して16基と大幅に少なく、FP32性能は約半分にとどまる。一方でメモリ構成・帯域幅・Infinity Cache容量はRX 9060と同等であり、1080p環境での軽量ゲーミング用途を想定したバランス設計だと言える。また参考情報によれば、4GB VRAM・64bitバス幅のさらに下位モデルも検討されているとされているが、詳細はまだ明らかになっていない。
RX 9050は省電力性を武器に、サブ300ドル帯の入門クラスGPU市場を狙う製品として位置づけられている。SapphireやASRockといったAIBパートナーからも既に製品が発表されており、今後の展開が注目される。ただし現時点では供給地域が限定的であり、日本国内での流通状況は今後の正式発表を待つ必要があるとみられる。
出典:AMD
管理人コメント
10.6 TFLOPSで92Wとは、まるで「省エネ選手権」に出場する優等生みたいなGPUだ。「1080p中設定で十分!」と割り切れるゲーマーには刺さる選択肢だが、4GB版まで出てくるとなると命名規則が混沌すぎてもはやRX「90XX迷宮」状態。AMD、そろそろ案内板を立ててくれ!








