AMDのCTO、マーク・ペーパーマスター氏が、同社初のZen 6世代サーバーCPUとなるEPYC「Venice」を7月22日〜23日に開催される「Advancing AI」イベントで正式に発表することを確認した。同氏は最近のインタビューにおいて、Veniceは従来のx86エンタープライズワークロードに最適化されており、エンタープライズ顧客がx86から離れる動きはないと強調している。
EPYC「Venice」はTSMCの2nmプロセスで製造される初の高性能コンピューティング向けプロセッサとなる。現在、台湾で量産が立ち上がっており、今後はTSMCのアリゾナ工場でも生産が予定されている。最上位構成では256個のZen 6コアを搭載し、現行のEPYC「Turin」の192コアから33%の増加を実現した。AMDは前世代のZen 5ベース製品と比較して、性能と効率が70%以上向上していると主張している。
プラットフォーム面では、新たなSP7ソケットへの移行により、16チャンネルメモリをサポートし最大1.6 TB/sの帯域幅を実現する。また、PCIe Gen 6を採用することでCPU〜GPU間の通信速度が大幅に向上するとされている。これはAIアクセラレーターワークロードへの対応を強化するものであり、HeliosラックではAMD Instinct MI455 GPUと組み合わせて利用されるという。
なお、デスクトップ・モバイル向けのメインストリームZen 6製品は今回の発表とは別の話となる。Ryzen Threadripper TR6「Mustang Peak」やRyzen 10000シリーズ「Olympic Ridge」、APUの「Medusa Point」といった名称がリーク・噂として出回っているが、コンシューマー向け製品は早くとも年末以降、最も有力な登場タイミングは2027年1月のCESになるとみられている。
出典:Mark Papermaster, AMD | RAISE Summit 2026
管理人コメント
256コアって…もはやCPUじゃなくて「コア軍団」では?Zen 6の70%性能向上に70%テンションが上がるゲーマー諸氏、コンシューマー向けはCES 2027まで待て、とのこと。気長に待ちましょう――待つのも「コア」なゲーマースキルですから!








