AMDがZen 6世代のサーバーCPU「EPYC 9006 Venice」シリーズの仕様と1,000個単位価格を公開した。ラインアップはSP7とSP8を合わせて31モデルに及び、8コアのEPYC 9106が700ドル、最上位のEPYC 9996は1万4904ドル、現在の為替では約234万円に設定されている。これは小売価格ではなく、サーバーメーカーなどが大量調達する際の1,000個単位価格である。
EPYC 9996は256コア512スレッドのZen 6c構成で、ベース2.55GHz、最大4.1GHz、L3キャッシュは1GB。CPU Power Rangeは400〜600Wで、標準設定も600Wとなる。SP7では16チャネルDDR5と最大96レーンのPCIe 6.0に対応し、高密度な計算処理やAIエージェントを多数動かすデータセンター用途を強く意識した構成だ。一方、SP8は最大128コアとしながらPCIe 6.0を128レーンへ増やし、より幅広いサーバー構成を狙う。
最大コア数は前世代の192コアから256コアへ増えたが、最上位価格は前世代EPYC 9965の発売時と大きく変わらない。AMDはAI処理がGPU推論だけで完結せず、エージェント用仮想マシンやデータ処理で大量のCPUコアを必要とする市場を見込んでいる。コンシューマー向けCPUとは別世界の製品だが、Zen 6でAMDがどこまで演算密度を高められるようになったかを示す象徴的なモデルとなる。
出典:AMD
管理人コメント
256コア、512スレッド、L3キャッシュ1GB、最大600W。EPYC 9996は完全にサーバーの世界ですが、Zen 6がどこまで密度を上げたかを見るには分かりやすい存在です。1,000個単位価格で約234万円なので、個人がポチるCPUではありません。桁も用途も、だいぶ遠い親戚です。








